転換

1970年10月5日、貴方は何を・・・・(しつこいっ!w)
ギミック付のジャケットに収められたこのアルバム、賛否両論ありますが
皆さんはどう見るでしょうか?

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アコースティックが多用され、この後のライヴでは初めてアコースティック
セットが組まれることになります。

当時、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングと比較され、ツェッペリン
はアコースティックに身売りしたとまで言われた問題作です。
実のところ、ペイジとプラントがブロン・イ・アー(ウェールズ語で「黄金の胸」
を意味する)に休暇で滞在していた時期に書かれた曲が多く、その環境が
ペイジのフォーク趣味、プラントのウェストコースト趣味を呼び起こしたため
こういう色彩になったみたいですね。


IMMIGRANT SONG
プラントの雄たけびで始まるこの曲、翌年の日本初公演でオープニングを
飾りました。
今ではTVなどでもよく使われますが、プラントがよく読んでいた英国史や
ケルトの本にインスパイアされて作詞した曲です。
ペイジのリフもスケール練習のごとくフィンガーボードを駆け上るジョンジー
のベースも好き♪
そして何より、今のへヴィメタルなんか目じゃないくらい「重い」ボンゾの
ドラミング(このへんサラッと軽く聴こえてしまうけど、実際めちゃヘヴィ
ですw)が聴ける一曲ですね(^^)

FRIENDS
「CACGCE」という変則チューニングのアコースティック・ギターが織り成す
リフが印象的な、なんか民族音楽を思わせる曲です。
6弦を「C」まで落としちゃうとけっこうべろんべろんになっちゃいますが、
そういうビビり具合も曲の一部としちゃうペイジのセンスに脱帽です。
「DADGAD」もそうですが、このへんのオープンチューニング、適当に1,
2弦あたりを押さえて引いてると上手く聴こえてしまうという・・・アコギ
やってる方は是非試してくださいw

CELEBRATION DAY
前曲からまるで戦闘機が落ちていくようなブリッジで繋がれた、こちらは
ロックなナンバーです。
思いっきりダビングされたギターは何本も重なって聴こえてきて、そこに
変則的に被さってくるリズム・セクションが不思議な感覚にします。
これはもともとペイジがダビング作業をしているときに間違って録音済み
トラックの最初を消してしまったため、絶妙にタイミングがずれたような効果
をもたらしたものらしいですw

SINCE I'VE BEEN LOVING YOU
まるでジャニス・ジョプリンのようなブルース・ナンバーで、このアルバム
では珍しい曲になってます。
ペイジのソロ、ジョンジーのオルガンが効いていてライヴでもお馴染みの
一曲ですね(^^)
プラントも思いっきりシャウトしちゃってますw

OUT ON THE TILES
ブレイク(ドラム以外)を多用したハードな曲。
しかしなんでこんなリフを思いつけるんでしょうか?
ギター、ベース、それにヴォーカルとすべてが絡み合って物凄いグルーヴ
感で迫ってきます。
またそこにボンゾのドラムが重なるとストレートに響いてくるから不思議
ですね♪

GALLOWS POLE
6弦、12弦のギターやらバンジョーやら、アコースティック楽器が満載
された曲です。
後にペイジ&プラントのアンプラグトでも演奏されましたがもともと生の
音が多いんで違和感はなかったですね。
このアルバムの中じゃけっこう好きな一曲です(^^)
オリジナルはレッドベリーの曲ですが、ペイジは白人で初めて12弦を
使ったといわれるフレッド・ゲーラックのヴァージョンを元にしたようです。

TANGERINE
このあたりからフォーク然とした曲が続きます。
ライヴのアコースティック・セットではメンバーが椅子に座ってこのへんの
ナンバーをやってました。
よくペイジ、プラント、ジョンジーの3人が肩並べて座ってる写真をみかけ
ますがこの時代のものが多いようですね。

THAT'S THE WAY
ファンクで同名の曲がありましたがw
たしかにこのへんのラインナップはA面の曲とは対比的に並べられてい
て、ちょっとエレクトリックを取り入れたフォーク・グループがやっていても
不思議ではないですが、そこはそれ、やはりツェッペリンのナンバー。
独特の雰囲気は健在です(^^)

BRON-Y-AUR STOMP
二人が過ごしていた英国の片田舎(なのかどうかは行ったことがない
ので判りませんがw)の風景が目に浮かぶような静かな曲です。
哀愁さえ感じちゃいますが前作からのメンバーの置かれていた状態と
いうか、そういうのが伝わってきて評論家に酷評されたこのアルバムも
結局はファンに受け入れられて成功を収めることになります。

HATS OFF TO (ROY) HARPER
一転して聴いた瞬間「なんじゃこりゃ」と思わせるような怪作w
テープを逆回しにしたような(実際に逆回ししてるのかな?)サウンドで
歌詞もよく聴き取れません(^^;)
LPの歌詞カードにも「歌詞聴き取り不能により未掲載」と書かれてい
ましたw
タイトルのロイ・ハーパーとはペイジがリスペクトしていたシンガーソング
ライターで、よく共演してましたね。


しかし、とにかくこき下ろされたこのアルバムですがどんどん変化、進歩
していくツェッペリンのある一面、ということではすごく興味深い一枚です。
このときのエネルギーがかの4枚目を生み出す原動力となるわけですし
なによりも1枚目から通して聴くと、まったく違和感を感じないんですね。


そして翌年9月、飛行船は日本にも飛んでまいりました♪(^^)
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by shika_monologue | 2005-07-03 07:27 | 鉛の飛行船の話 | Comments(2)

Commented by kawamukai at 2005-07-04 15:14 x
これはLPちゃんと持ってまーす(^o^)
移民の歌は我々の世代ではブルーザー・ブロディのテーマで広く親しまれています。ぶっちゃーはピンク・フロイド、ジェフ・ベックのスター・サイクルは新日本プロレスのエンディングでした(^_^;
最初このアルバム聞いたときは音がカラフルすぎてよくわかりませんでしたね。でも何だかんだいっても名盤じゃないですか。
Commented by 奈良の鹿 at 2005-07-04 17:45 x
私は幸いにも1枚目から4枚目までをそれほど間をおくことなく聴いたので
全体を見ることが出来ましたが、当時のお兄さん方(笑)には異質に聴こえた
のかもしれませんね(^^)
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