死に急ぐ音楽業界

HMV渋谷店が閉店した。

ネット配信という形態が増えて、CDの売り上げが減ったのが要因。

PC・インターネットの発展がこんなところに影響している。

ネット配信が悪いとは思わない。

いろんな形態が増えること自体に異論はない。

要は利用する側の意識。

音楽に対するリスペクトが希薄になっている。

ネットでダウンロードした音楽、形として目に見えない音楽。

それは使い捨ての象徴。

クリック一つで簡単に消えてしまう。

そこに愛着は存在しない

丁寧に扱わなければ傷ついてしまうレコード盤の時代、それはある種

特別なものだった。

それを守るジャケットも然り。

そこに描かれたアートもまた、音楽を日常生活の中で特別なものにした。

CDの時代になり、小さく味気なくなったもののそれは総合アートとして

の体は保っていた。

また、自分が気に入った音楽を形として手元に置く喜びもあった。

ジャケットアートを眺め、ライナーノートに目を落とす。

聴覚はもちろん、視覚からもその世界に入り込めた。

今はそれが無い。

信号としてだけの、データとしてだけの音。

だから最近の音楽には薄っぺらいモノが溢れている。

そんな音が10年後、聴き手の心に残っているだろうか。

しかしそれは、聴く側が欲したものでもある。

作り手だけを責めるわけにもいかない。
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by shika_monologue | 2010-08-24 04:46 | 音楽・楽器の話 | Comments(4)

Commented by おぢ at 2010-08-25 02:26 x
ブラックディスクのジャケットやライナーノートや、ジャケットにかけられた"帯"すらも、ひっくるめて全てが一つのアートでしたよねぇ。
当然、中身の音楽がそれら全てのアートの中心であるべきなのに、最近の音楽なんてどれを聞いても違いのわからん同じ様な"音の羅列"にすぎなかったり。
きをてらったあげくあり得ない様な気持ちの悪い、不快感しかもよおさない変調?転調?
音楽も今や使い捨ての時代なんですね・・・・
だけど、それは作り手側にも売り手側にも責任があると思うんですよ。
使い捨てられてもいい様な"音楽"の売り方をして来たんですもん、それは自業自得と言われても言い返す言葉が無い程だと思いますよ。
まぁ、当然全てのミュージシャンのせいなどではなく、一部の売れていた(元輸入レコード屋のレーベル、いまや日本一のレコード屋 笑)連中とか、サギで捕まったミュージシャンの連中の音楽の売り方に問題があったと思うんですけどね・・・・・
ジャケットにアートを感じる物なんて、最近すっかり見た事無いですもんねぇ・・・・寂しいもんです・・・・
Commented by おぢ at 2010-08-25 02:26 x
ちなみに・・・
エイジアのジャケットがすっごい好きだったなぁ(笑
ホール&オーツのプライベート・アイズのジャケットも(笑
Commented by 鹿さん at 2010-08-25 10:32 x
ロジャー・ディーンの「YESSONGS」、
ヒプノシスの「聖なる館」、
H.R.ギーガーの「恐怖の頭脳改革」、
バリー・ゴッドバーの「クリムゾンキングの宮殿」

等々、名作ジャエットは数知れず(^^)
今はああいう感動って無いですよねぇ・・・

でもこうして列挙してみると、プログレのアルバムって
やっぱインパクトありますね。
Commented by 鹿さん at 2010-08-25 11:03 x
そーいや、横尾忠則氏によるSANTANA「ロータスの伝説」の
22面ジャケットもスゴかったな~w
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