「ししおどし」は、ナゼ「鹿」なのか?
日本庭園とかで、「カコーン」って鳴ってるアレ。
水の音と相まってちょっと涼しげかな~なんて、ネットサーフィンしてたんですが。
風情があっていいもんですが、漢字で表すと『鹿威し』なんですよね。
以前から、なんか気になってたんですが。
でも一般のイメージとして「しし」っていうと「イノシシ」とかを思い浮かべません?
なんで『鹿』なんだろう?と、ちょっと調べてみたら・・・
シカを意味する日本語には、現在一般に使われる「しか」のほかに、「か」、
「かのしし」、「しし」などがある。
地名などの当て字や、「鹿の子(かのこ)」「牝鹿(めか)」などの語に残る
ように、古くは「か」の一音でシカを意味していた。
一方、古くからの日本語で肉を意味する語に「しし」(肉、宍)があり、この
語はまた「肉になる(狩猟の対象となる)動物」の意味でも用いられたが、
具体的にはそれは、おもに「か」=シカや「ゐ」=イノシシのことであった。
後に「か」「ゐ」といった単音語は廃れ、これらを指す場合には「しし」を添え
て「かのしし」「ゐのしし」と呼ぶようになったが、「かのしし」の方は廃語と
なって現在に至っている。
さらに、「鹿威し(ししおどし)」「鹿踊り(ししおどり)」にあるように、おそらく
ある時期以降、「しし」のみでシカを指す用法が存在している。
ふむ、なるほど。
だから十二支の「イノシシ」は『ゐ』なのか。
って、本来の目的と違うところに感心しちゃってますがね(笑)
どっちにしても、「ジビエ」の世界だなぁ。。。
てことで、相変わらず暑さを持て余してる「かのしし」でした。
by shika_monologue | 2011-08-16 19:35 | 雑学的な話 | Comments(2)