(1) 違和感

いつもの昼下がり、いつもの喫茶店のこれまたいつもの席。

いつものようにマスターとくだらない話に興じている・・・そんな日常。

そんなに広くはない店内、行きつけの店だから張ってあるポスターの曲がり具合まで知っている。

マスターとはもう20年来の顔見知り、年が近いこともあって気が合うのだ。

まだ会社勤めをしていたころ、梅雨の蒸し暑さに負けてフラリと立ち寄ったのが出会いだった。

今ではお互いの趣味や好みのタバコ・・・いや、出身地や家族構成までなんでも話す仲だ。

聞いただけでは何が入っているのか判らないようなメニューが並んだ『カフェ』が多くなったが、

ここは昔ながらの純喫茶のようなお気に入りの空間である。

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客層はけっこう年配の人が多く、ほとんどが常連さん。

客同士もすでに気心の知れた人がほとんどなので居心地がいい。

マスター自慢のコーヒーを啜りながら、丸一日を過ごすことも少なくはない。

滅多に込み合うようなことはないが、それでも休日などは満席になることもある。

そんなときはカウンターに入って、お気に入りの席が空くまで常連さんたちと会話を楽しんだり。

そういう店を見つけられたことも、私の自慢の一つなのだ。


そんな私も会社勤めを辞めて休みが不規則になり、平日でも入り浸ることが増えてきた。

今日も通いなれた店の扉を押すと、これも聞きなれた声がいつもの調子で迎えてくれる。

やはりここにくると落ち着くなぁ・・・商店街の雑踏から離れ、座りなれた席に着いた。

カウンターの中では、すでにマスターが慣れた手つきでコーヒーを淹れている。

ちょっと濃いめが好きな私の好みも、マスターはよく知っているのだ。


しかしその日は、なんだか小さな違和感があった。。




・・・長くなりそうなので、続く(笑)


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春も近いことだし、某氏(笑)に感化されて物語を綴ってみることにしました。

短編にしようか長編にしようか、迷ったんですけど長くなりそう。。

何話構成になるかわからないけど、月1~2ペースでこのカテゴリーが登場すると思います。

まあ半分フィクション、半分ドキュメントみたいなもんですけど・・(^^ゞ

文章力やボキャブラリーを試してみるにはいいかも・・・

でも、あんま細かいところツッコまないでね(笑)
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by shika_monologue | 2013-03-01 19:56 | この物語はフィクションです。 | Comments(2)

Commented by のぐち at 2013-03-03 03:47 x
続きは…近日公開!?(笑)
早く続きを読まないと、前の話を忘れてしまうぅぅぅ(爆)。

あっ、僕も感化されてお話書いてみようかなぁ?
でも、恥ずかしいから止めておこう(苦笑)。
Commented by 鹿さん at 2013-03-03 18:18 x
いや~、日々他に考えることも多くてね~
なかなか筆は進まないと思いますけど・・(^^ゞ

この喫茶店自体は実在するし、マスターもいます。
ちゃんと登場人物には了解を得てるんですけど
実在するだけにフィクション部分をつけ足すのが
難しい・・・完全フクションにすればよかったかな?
と早くも後悔してます(笑)
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