昔話の『改ざん』

近頃、絵本の結末が変わってます。

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もともと絵本になってる物語ってのは、原作や伝承に比べてソフトなものになってますがね。
よく『ほんとは怖い〇〇童話』とかって本が出てますから、知ってる方も多いと思います。
それでも私たちの世代が知ってる童話・伝承には、『勧善懲悪』というテーマが明らかになっていて
絶対に悪いことはしちゃいけないって教えがありました。
例えば桃太郎の鬼は退治されちゃうし、カチカチ山のタヌキは溺れちゃいます。

それが今じゃ『悪者は改心させて、その後平和に共存』という結末が多くなってるんだとか。。
でもねぇ・・・思うんですけど、多少の表現変化はいいとしてもテーマは変えちゃいけないですよね。

童話や伝承って怪談と同じで、『教訓』というものが盛り込まれてます。
私たちはそういった物語を聞かされて、『悪』を知りました。
今の大人はそういった『悪』が、子供たちに文字通り『悪』影響を及ぼすとしています。
それじゃ私たちの世代は犯罪者だらけか?というと、違いますよね?
結末を変えた人たちは、昔話を聞いて『よし、悪いことをしよう』とでも思ったんでしょうか。
そうじゃなくて、『悪いことをすると、自分に返ってくる』ということを学んだはずです。

それは物語を読み聞かせてくれた大人たちが、ちゃんとフォローをしてくれたから。
なぜ悪いことをすると自分に返ってくるか、も含めて伝えてくれたから。
だから私たちは自分自身で考えて、『悪いことしちゃいけない』って理解したんです。
それが面倒くさいから、最初から物語の結末を変えちゃえってのが見え見えじゃないですかねぇ。。
そんなのに触れたって何も得ません、物語はそこで完結しちゃってるんですから。
今の絵本を読んだ子どもたちは、『悪いことしても誤ればいいんだ』と安易に考えるのが当然です。
そっちのほうが絶対に気楽ですもんね。

いったい、どちらが『教育』なんでしょうか。
今後ますます、日本は犯罪大国になっていくんでしょうね。
一抹の不安を覚えてなりません。。。
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by shika_monologue | 2013-08-25 19:42 | 雑学的な話 | Comments(2)

Commented by ひま at 2013-08-25 21:59 x
なんなんでしょうね、最近の風潮って。
そりゃ「赦す」ことも大切ですが
悪いことをしたらダメ!って言うだけでは
子供は何も学びません。
「トラウマになる」なんて言うけど
それでいいと思います。
それで「悪いことをしない」のならば
どんどんトラウマとやらを増やしてあげましょ(笑)
Commented by 鹿さん at 2013-08-26 18:19 x
「どうしても」、「しかたなく」ってんで悪いことしちゃったんなら
誠心誠意謝罪すればそりゃ赦されるだろうけどね。
最近は「ゲーム感覚」とか「面白半分」とか、そんなんでしょ。
悪いことだ・・・ていうか、犯罪だって意識もなしにやっちゃう。
コレ、今の教育(の後ろにいるエセ識者)のせいだと思うんだけどねぇ。。。

トラウマって悪いことばかりじゃないと思う、今日この頃。
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