エピローグ -SOLO WORKS and More-

ボンゾというスゴ腕のドラマーを失ってメンバー補充より解散という途を選択したZEPPELIN
ペイジは映画のサントラなどを経て、これまた名ヴォーカリストのポール・ロジャースとともに
THE FIRMを結成するも成功することはなく、その後はプロジェクト・レベルの活動を中心とし
新たにバンドを結成するまでには至っていない。

ジョンジーは卓越したプロデュースの手腕をもって様々なアーティストのプロデューサとして
活躍、もっとも「バンド」という形で活動したのがプラントだった。

プラントハニー・ドリッパーズへの参加をはじめ、ソロ・アルバムも多数リリースして新たな
活動をもって聴衆を魅了した。
が、どうしても「元ツェッペリン」という肩書きがついて回る中、彼自身がそういうしがらみや
拘りを捨ててリラックスして活動できるまでにはいくらかの時間が必要だった。


こうして「偉大なるロックの遺産」として伝説になりつつあるなか、往年のファンにとっては
信じられないようなニュースが飛び込んできた。
ペイジが元ホワイトスネイクデヴィッド・カヴァーデイルと組んでユニットを作ったというもの
である。

カヴァーデイルといえばかつてはプラントのクローンといわれ、ツェッペリン・ファンからは
けして好印象で迎えられたとは言いがたい人物であるがゆえに、ペイジが彼と組むという
噂はにわかには信じられなかった。

が、噂は噂に終わらず二人は(このプロジェクトとしては最初で最期の)アルバムを作成、
ワールドツアーを行う。
それはそれで同時期に発表されていたプラントのアルバムより「ツェッペリン然」としてお
り、改めてペイジの曲作りというものがいかにツェッペリンにとって重要であったかを物語
ると同時に、カヴァーデイルのクローンぶりも再認識した事件だった。

さらに時を経て、再び聞こえてきた噂・・・・ペイジプラントが「UNPLUGED」という舞台
で帰還を果たすというもの。
前回のプロジェクト以上に衝撃的なニュースに歓喜しながらも、二人の年齢的な限界に
やきもきする中、しかしそんな心配は無用とばかりに「UNLEDDED」と称したステージ
はやはり素晴らしいものだった。

ツェッペリン時代の曲もアコースティック・ヴァージョンで再演され、ただの懐古趣味では
ない新しいアレンジで耳にする名曲たちは、改めて私達を興奮へと導いてくれたもので
ある。

それでも二人はステージでは「天国への階段」を演奏することはなかったがこれは来日
時に「ニュース・ステーション」にゲスト出演した際、ショート・ヴァージョンをして演奏され
ている(私はこのとき二人が出演することを事前に知らなかったが、たまたま観ていて
涙した記憶がある)。


このプロジェクトが進められる中、ジョンジーは本人達からではなく周囲からその話を
聞いたそうである。
そのときの様子をジョンジーは・・・

 二人がどんな活動をしようと勝手だけど・・・
 周りから聞かされるのって、あまり気持ちのいいものじゃない。

と語っていた。


こうした解散後の活動とは別に、彼らは集結しライブ・パフォーマンスを披露している。
アトランティックの周年記念コンサートなどでは故・ボンゾの息子、ジェイソンを迎えて
ツェッペリン時代の数曲を披露した。
たしかにジェイソンは父親に一番近い存在だったかもしれない。
彼は彼でいいドラマーであるが、それでもボンゾの代わりになりえるものではなかった。


現在「BBCライブ」や「LED ZEPPELIN DVD」などで彼らの卓越したパフォーマンス
を目に、耳にすることができる。
これは解散当時には考えられないような幸福な状況であり、今この時代を生きている
ことに感謝せずにはいられない。

LED ZEPPELIN」と彼らの残した偉大な足跡は永遠であり、それはまたロック史に
燦然と輝く巨星であることは20数年経った今でもなんら変わることはないのである。
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by shika_monologue | 2005-11-09 00:11 | 鉛の飛行船の話 | Comments(2)

Commented by 奈良の鹿 at 2005-11-09 11:58 x
けっきょく後日談てことで1回で終わらせてしまいました(^^ゞ

ソロなどのアルバム一枚一枚の解説・・・ひょっとしたら何年か後にやる
かもしれませんが・・・・・って、それまでブログ続いてるのか?(爆)
Commented by なおゆき at 2005-11-10 01:27 x
終わりですかー・・・。お疲れ様です。
ブログは永遠に続けましょう。
ありがとうございましたー。
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