色気がある・・・ということ
私にとって「色気を感じる」ことの条件として、「オーソドックスである」という
のがあります。
つまり基本に忠実であること。
これは楽器に限ったことではありません。
たとえば車。
今の車はグラマラスであり、まるで居間でくつろいでいるかのような安心感が
あることで、「快適なドライブ」というものを演出しています。
しかし私の好きな車は何十年も前のもの、純粋に「走ること」を前提としたもの
に魅力を感じます。
また、カテゴリの一つでもあるZippoについてもゴテゴテと装飾されている
ものより、シンプルかつオーソドックスである定番が好きです。
楽器の場合は・・・
楽器というものは技術の進歩がもたらすものといえば「新しいもの」であって
それまで存在したものが急に形を変えるものではありません。
ギターなら、形は変っても弦の数は「基本的に」同じであり、エレキギターなら
ピックアップで音を拾うという原則からは外れません。
じゃ、ギターでいう「オーソドックス」とは?
やはり形ですね(^^)
1950年代に登場した銘機といわれるものは21世紀になった今でもその形を変えず、
綿々と語り継がれています。
たとえばレスポール・・・たとえばストラトキャスター・・・
これらは骨董的価値もさることながら、今では数百万円もするものがあります。
半世紀にわたる経年変化により、今の技術をもってしても作り出せない「枯れ」
というか「貫禄」というか。
また、この時代のギターのなんと「色っぽい」ことか。
シェイプといい音色といい、言葉では言い表すことが出来ないほどはかり知れない
魅力に満ち溢れてますね(^^)
「オーソドックス」で「何の変哲も無い」形から「色気」というものがビンビンに伝わって
くるんです。
当時斬新といわれ、Gibsonとしては珍しい鋭角的なフォルムであったフライングV
やエクスプローラでさえそのシェイプは素晴らしい。
これはスゴイことです。
様々な亜流が生まれ、生まれては消えていく中で、これらヴィンテージといわれる
ものはけっして姿を消すことはありません。
今の音楽は・・・これもカメラと同じで電子機器満載で作られています。
バックステージでは発せられた音を加工することに躍起になってます。
しかし、ビンテージギターをアンプに直接繋いで鳴らしたとき・・・古きよき時代では
ない、まさに「生きた今」がそこに存在するのです。
時代を超えて生きつづけるものこそがビンテージというものかもしれません。
おっと、感傷的になっちまったい!w
by shika_monologue | 2005-04-16 01:42 | 音楽・楽器の話 | Comments(6)
( ̄ー ̄)ニヤリ ビンテージギターの話題、待ってました!
純粋に、取り回しの良さや改造のしやすさなどに優れているのはストラトなどフェンダー系のギターだとは思うんですが、多分に大量生産に秀でた工業製品であるかのごとくのデザインであると日頃感じています。もちろん音的に劣っているとかいう訳ではなく、ユーザーの数はむしろ多いしフェンダー派はたくさんいます。でも、色気とか工芸品とかいう話になると、レスポールに代表されるギブソンに軍配が上がると思ってます。電気的に音を拾うという構造以外、形状が昔ながらの弦楽器の形をとどめているからでしょうか。左右3:3のペグ、セットネックであること、アールのついたボディトップ、ブリッジと駒の分離、バインディングに縁取られたエッジ部、などなど。貴重なトラ目やバーズアイに美しい塗装を施したのもギブソンが最初だったと思います。年季入ってくるといい具合になるんだこれがw オイラ、歴代の所有ギターに実はレスポールはないんです。
純粋に、取り回しの良さや改造のしやすさなどに優れているのはストラトなどフェンダー系のギターだとは思うんですが、多分に大量生産に秀でた工業製品であるかのごとくのデザインであると日頃感じています。もちろん音的に劣っているとかいう訳ではなく、ユーザーの数はむしろ多いしフェンダー派はたくさんいます。でも、色気とか工芸品とかいう話になると、レスポールに代表されるギブソンに軍配が上がると思ってます。電気的に音を拾うという構造以外、形状が昔ながらの弦楽器の形をとどめているからでしょうか。左右3:3のペグ、セットネックであること、アールのついたボディトップ、ブリッジと駒の分離、バインディングに縁取られたエッジ部、などなど。貴重なトラ目やバーズアイに美しい塗装を施したのもギブソンが最初だったと思います。年季入ってくるといい具合になるんだこれがw オイラ、歴代の所有ギターに実はレスポールはないんです。
(つづき) コピーモデルじゃな~んかイヤで、かと言って手軽に買える値段の訳はなくw、「いつかはクラウンに」みたいな気持ちのままここまで来てしまった次第(^^ゞ 欲しいぞ~!(><) って今はカメラが優先ね(笑)
Commented
by
奈良の鹿
at 2005-04-16 07:40
x
はっきり言って私はGibson派ですw
でもテレキャスやジャズベースも大好きです♪(某引越しセンターかよw)
ソリッドギターとして日の目を見たのはテレキャスが先でしたね。
あれってけっこうそれまでのアコギを意識していて、ドレッドノートの下っ側を
削るとテレキャスのシェイプになったりしますw
で、先を越されたGibsonはライバルであるFenderに負けたくない、
そこでカービングマシンの導入を決定いたしました。
それが今に続くレスポールの美しいトップライン・・・よくぞ決意してくれましたw
でもテレキャスやジャズベースも大好きです♪(某引越しセンターかよw)
ソリッドギターとして日の目を見たのはテレキャスが先でしたね。
あれってけっこうそれまでのアコギを意識していて、ドレッドノートの下っ側を
削るとテレキャスのシェイプになったりしますw
で、先を越されたGibsonはライバルであるFenderに負けたくない、
そこでカービングマシンの導入を決定いたしました。
それが今に続くレスポールの美しいトップライン・・・よくぞ決意してくれましたw
手間のかかる工法をわざわざ採用するあたり、アコギも作っていたギブソンの職人魂を感じまつ(^^ゞ でもアレ、美しいよね♪
Commented
by
奈良の鹿
at 2005-04-16 12:00
x
そりゃ~「黒い猫」だったら皆川おさむになっちゃうからでしょ(^ω^)
うち、三兄弟までおるし・・・ (-_-;)