放送禁止は時代の鏡か?

放送禁止になる理由っていろいろだと思いますが、私がこれまで聴いてきた曲の中で
もっとも悲運な一曲じゃないかと思うのが・・・

フォーク・クルセダースの「イムジン河」でした。

フォーク・クルセダースといえば「帰ってきたヨッパライ」で一躍脚光を浴びて、コミカル
なイメージを持っている方も多いかと思いますが、ホントはめちゃ正統派なグループな
んですね(^^)
名曲も多く排出し、日本のフォーク界を語るうえでははずすことはできません。

そんな彼らが「帰ってきたヨッパライ」の大ヒットを受けて、次なる曲として創ったのが
「イムジン河」でした・・・ところが・・・・・

この曲は当時、在日朝鮮人総連から「盗作だ」として放送禁止どころか発売中止に
なってしまいました。
いや、盗作なんてモンじゃないんです、ホントは。
彼らがこの曲のもつメロディの美しさに魅せられ日本語の詞をのせてレコーディング
しただけなんですがね。
ですから当初のクレジットでは「朝鮮民謡」ということになってます。

実際、歌詞も南北の統一を願う美しいものなんですね。
ですが・・・・そういう時代だったんでしょうか?けっきょく日の目を見ることなく幻の曲
となってしまいました。

こうして傷心の中、彼らは「イムジン河」に変わる曲をリリースします。
それが「悲しくてやりきれない」、これも哀愁漂う名曲なんですが・・・

これは「イムジン河」の発売中止を受けて、加藤和彦がそのメロディを逆にしてみた
ところ、浮かび上がってきたものを曲に仕上げてしまったという逸話があります。


それでも発売中止となる前、ほんの短期間ですが「イムジン河」は世にでたことが
あります。
そのときラジオで聴いたメロディの美しさが忘れられず、私の思い出の曲となって
いたんですが、2002年にCDで再発されました・・・実に34年ぶりです。

アジアをとりまく状況も変わり、ようやく蘇った名曲に触れ、遠い日々に思いを馳せ
てみた鹿でした。
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by shika_monologue | 2005-12-02 00:21 | 音楽・楽器の話 | Comments(1)

Commented by 奈良の鹿 at 2005-12-02 10:30 x
たぶん騒ぎ出す団体がいくつも出てくるでしょうね。
今でも23時以降は自販機OFFにしたりしてますが・・・・

昔は喫煙する未成年ってコソコソやってたじゃないですか(経験者w)
でも今の高校生なんか制服で昼間に堂々と買ってる・・・夜中に抜け出してコソコソ、なんて買い方じゃないしね。
今その買い方してるのは家族と禁煙運動家達からバッシングされているお父さん方・・・・なんか間違ってるゾ!
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