最初はグーっ!

「ザ・ログ」については、かんさんち「補完」を参照してくださいね(^^)←流用でゴメンww


レス・ポールというギタリストがおります。
この方はいろいろと新しいアイデアを出した方で、ご自分でギターを作ってしまうほど
でした。

彼はGibson社と協力して、自らの名を冠したソリッドボディのエレクトリック・ギターを
作りました、1952年のことです。


と、一昨日見たような始まり方をしてしまいましたが(笑)なんにせよ、ここから歴史が
始まるんだから仕方が無いですね(^^)

で、このおじさんが自作ギター「ザ・ログ」(注1)を持って乗り込んだのが、Gibson社。
それまでJAZZギターを作ってきた歴史があったGibsonをレスが選んだのは、当然
といえば当然のことだったんですが、今思えば「よくぞ選んでくれた!」という感じで
すね。

 「ザ・ログ」については画像探そうとしたんだけど、見つかりませんでした・・・
 何分、慣れていないというのもありますんで、かんさん・・・できればヨロシクw


このギターのデザインを昇華させ、ソリッドボディとして作成されたのが、Gibson初
のソリッド・モデル「Les Paul」なのでした。
その頃すでにFender社から「テレキャスター」が発表されていましたが、これに対抗
すべくGibson社はそれまでのホローボディ・ギターのトップ板の加工技術を生かして
カーヴィング・マシンを使ったボディ・トップを採用しました。
これには、同時に採用されたゴールド・トップの塗装とともにより高級感をかもし出す
目的もあったようです。

最初の「Les Paul」モデルにはソープバーと呼ばれるシングルコイル・ピックアップ
が二つ取り付けられ、ブリッジとテイルピース(注2)は一体化された簡単なもので
した。
このタイプのブリッジは現在のもののように各弦に対して正確なオクターヴ調整は
できませんでしたが弦高の調整は可能で、また全体を前後させることである程度
のオクターブ・チューン機能も持っています。

ただ、この方法はボディに対して弦が平行に近い張られ方をしていたのでボディと
ネックのセット角度はその後のものより浅くなっています(注3)

しばらくしてブリッジ部分は「ストップ・テイルピース」と呼ばれるものに変更され、
一体型であることは同じでしたが弦の張り方が変わったことで、ネックのセット角度
も深くなります。

d0021258_22302782.jpg

このころは、現在私が度々言っている「Les Paul Standard」という名称は無く、単に
「Les Paul Model」と呼ばれていました。

初代モデルから2年後の1954年、より高級感を表現するためギター全体を黒に塗装
(Gibsonでは「黒」のことは「エボニー」といいます)し、金属部分をゴールド仕上げに
した「Les Paul Custom」が発表されますが、それでも「Standard」の名称が与えられる
のは、もっと後のことです。

この「Custom」はピックガードも黒で、ヘッドにもインレイとセル・バインディングが
採用されネックのポジション・マークもスクエア・タイプになっています。
愛称は「ブラック・ビューティ」というくらいに品格のある仕上がりですね。
また、そのフレットは薄く、弦高も極限まで低く設定されているため、まるでフレット
がないようだ・・・ということで別名を「フレットレス・ワンダー」とも言います。

d0021258_22305279.jpg

このギターはフロントPUが特殊なもので、「アルニコPU」(アルミニウム・ニッケル・
コバルトの合金が使用されているため)というものが採用されました。

このタイプは「バースト」(次回登場w)と並んで、コレクター・アイテムの一つに数え
られています。

                                       (つづくw)


(注1)ザ・ログ[The Log]
レス・ポール氏が試験的に作成したギターで、それまでのJAZZギターのように
ホローボディを持っています。
が、決定的に違うのはネックの接合部からボディエンドまで貫く材がピックアップ
の下に仕込まれていたこと。
この構造は後に「ES-335」などに採用されるものですね。

(注2)ブリッジとテイルピース
現在のGibsonギターはほとんどブリッジとテイルピースが分離したタイプのもの
になっています(「Custom」の写真参照)。
が、初代の「レスポール・モデル」はこれが一体化、ボディエンドからブランコに
ような金具で固定されていたため、ボディトップには乗っかっているだけでした。

(注3)ボディとネックのセット角度
「テンション角」と言いますが、Fenderギターにはこれがありません。
なぜならボディ・ネック・ヘッドがすべて平行になるようにセッティングされている
からです。
このため弦のテンションを稼ぐためにボディの裏から通すという方法が取られて
ます。
Gibsonギターはテイルピースによってボディ・トップ側から弦を張ってますが、
ボディとネック、ネックとヘッドはそれぞれ角度をつけてコンポーネントされている
ことで「テンション」を得ています。



【鹿さんの一口メモ】
「Standard」に対して「Custom」・・・当然、後者のほうが高級品ですよね?
ところが・・・
最初の「Custom」のボディって、オール・マホガニーなの知ってます?
対する「Standard」はメイプル・トップ+マホガニー・バック。
実はマホガニーよりメイプルのほうが高級な材だったんですが、なぜかそれが
逆転してしまっているんですね。
なんででしょ?(^^ゞ
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by shika_monologue | 2006-06-03 00:02 | 音楽・楽器の話 | Comments(37)

Commented by かんくん at 2006-06-03 00:29 x
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!  ww

オイラ4~5万の安いコピーモデルしか触ったことのないから、レスポールって憧れ度メチャ強いんですよ~w それにフェンダーモデルほど詳しくないし。フェンダーってジャパンがあったりして結構気軽に買えるじゃないですか。ロゴを見るだけじゃUSAと変わんないしww でもギブソンって、オービルとしての展開があるだけで、あのGibsonの文字が入ったヘッドはそうそう手に入るもんじゃないし、仲間うちでも買う勇気のある人はいたけれど、滅多にスタジオに持ってこないので(爆)、触ることもままならないww ここはひとつ鹿さんのレビューで、気持ちだけでもユーザーになってみますか(^^ゞ

ザ・ログ、画像小さいけどありましたよ♪ 明日(今日か)にでもあっちに載せますねw
Commented by 奈良の鹿 at 2006-06-03 00:35 x
Gibsonにも「Orville」っていう廉価ブランドがあったんですけどね。
Fender Japanと違ってヘッドには「Orville」って書いてあったからww
私はココのTVモデル(ダブルカッタウェイのJr,)持ってたけどね(^^)
Commented by 奈良の鹿 at 2006-06-03 00:36 x
今だとエピフォンのGibsonコピーモデルってことになるんだろうけど
いかんせん、ヘッドの形がね~(爆)
Commented by かんくん at 2006-06-03 00:53 x
仮に出る音が本家と遜色なくても、やっぱね~(笑)
孤高のステイタスというか、オンリーワンなんですなやっぱ。
TVのイエロー?はカコイイ!です。ある意味スタンダードより欲しいww
Commented by なおゆき at 2006-06-03 00:59 x
ぼくのスペシャル、TVイエローですw
テイルピース、一体型ですけど、意外とちゃんとしてるんですよ。
ほんといい音するんですよw
Commented by かんくん at 2006-06-03 01:16 x
おおお!趣味同じ! ヽ(・∀・)人(・∀・)ノ ナカーマ!  ww
Commented by かんくん at 2006-06-03 16:48 x
タイトル「最初はgoo」なのにここはエキブロな件について小一時間・・(ry

う~ん、単一の木材のほうが音響的に優れていると判断した? >カスタム
つか標準よりも手間もコストもかけてません、とはさすがに言えなかったから、
そう命名されたんじゃないかな~・・・。わから~ん!w
値段的にはどうだったの?
Commented by 奈良の鹿(仕事ちう) at 2006-06-03 17:02 x
そりゃ、「Custom」のほうが高かったさww
Commented by JAM at 2006-06-03 17:24 x
え~と、まったく的外れでしたら申し訳ないのですが、電気ギターの場合本体の剛性が重要なのでしょうか?

楽器にまったく縁が無いのでいつも鹿さんの記事見て色々想像しています。

ピアノの弦(でいいのか?)にコイル当てたらどんな音するんだろ?とか、妄想しています。

かんさん、安いコピーモデルで4~5万て;・・・・orz。
Commented by JAM at 2006-06-03 17:27 x
ていうか、なんでエレキピアノはないのかな?(素朴な疑問)

Commented by 奈良の鹿(仕事ちう) at 2006-06-03 18:24 x
いや、あるんですがね(^^ゞ
エレピはもともと、シンセサイザーのピアノ版のようなものだったんですが
弦の変わりに短い金属の板を弾いて、それをピックアップで拾う形式の
ものができて、最終的に弦を貼ったモデルもあったように思います。
ギターとピアノの違いは弦に振動を与える方法・・・ギターはピックで弾く、
ピアノは弦を叩く・・・ここで音の違いがあるみたいですけどね(^^)
Commented by 奈良の鹿 at 2006-06-03 18:26 x
ギターにおけるボディとネックの剛性は重要ですよ。
ただね、「硬けりゃいい」てもんでもなくて・・それじゃ金属で作れよってことに
なっちゃいますからねww
Commented by かんくん at 2006-06-03 18:28 x
エレキピアノ、ありますよ♪ フェンダー・ローズとか。←知らなくても、音はぜ~ったい聞いたことがあるはず。それほど有名。でも、あれ?エレピの仕組みって確かギターと同じじゃなかったっけ? ピアノ線それぞれにピックアップがついてるっていう。あ、4~5万で安いっていうのはね、レスポールの標準が最低でも20~30万するからってこと(爆)

補完記事、できたよん(^^ゞ ←レイアウトにちと苦労したww カスタムの謎にまでは迫れなかったw
Commented by かんくん at 2006-06-03 18:30 x
むむ。板? それは知らなかった!
ちなみにピアノを「打楽器」と呼ぶ人がいます(爆)
Commented by 奈良の鹿(仕事ちう) at 2006-06-03 18:34 x
TBしときますた♪

カスタムについてはね、「どうせ全部黒で塗るんだから材はマホで
いいや!」と言ったとか言わないとか(爆)
でもそれじゃ全部金でも同じなんだけどな~ww
Commented by かんくん at 2006-06-03 18:38 x
さんきう♪ 木目が見えない塗装なら・・ってことなんすかねww
Commented by JAM at 2006-06-03 18:43 x
なるほど~、やはり私ごときが考え付く物は存在するのですねw。

ピアノじゃなくてチェンバロ(だっけ?)だったらギターに近い音が出そうですね(エレキね)

ホント勉強になります。初心者丸出しの質問他所じゃ出来ないし・・・・・(赤面)
Commented by かんくん at 2006-06-03 18:46 x
おお!エレチェン!←略しすぎw あったら歪ませてぜひ聴きたい!(笑)
Commented by JAM at 2006-06-03 18:48 x
あう~、板ですか。

鉄系だったらなんでもいいから、音叉も聞いてみたいとも思ったんですが、同じ発想なんでしょうね。
Commented by かんくん at 2006-06-03 18:52 x
あ、ゴールドパーツ、セルバインディングのヘッド、指板とヘッドのインレイがとっても「カスタム」なんだよ~、と。ww 材までは追求しないでくれよ、と(爆)

音叉はよくギターのピックアップに近づけて、アンプから音出しして全員のチューニングに役立てたりしますよ♪ いわゆるサイン波ですww
Commented by JAM at 2006-06-03 18:59 x
たびたびすいません。

今、カミさんと話していて思いついたのですが、金属リードだったら音拾えるよね。サックスみたいに木製だったら無理ですが。

エレキハーモニカはどうだっ!(爆)
Commented by かんくん at 2006-06-03 19:22 x
おお!エレハモ!(^^ゞ つか、あの狭い間隔にPU並べるのはムリくさい(爆)
Commented by JAM at 2006-06-03 19:25 x
が~ん・・・・・・(しょぼん)
Commented by 奈良の鹿(もうすぐ終わりw) at 2006-06-03 19:40 x
ハーモニカは今のスタイルのように握りこんでマイクで拾ったほうが
絶対いい音がすると思いますwww
Commented by かんくん at 2006-06-03 22:07 x
いや~なんか盛り上がったな~ww せっかく管理人が帰宅したのに、すでに書くことがないくらいに(爆)(爆)
Commented by tomoshi-bi at 2006-06-03 22:53
「エレキ・ハーモニカ」って、あるんじゃないんですか?
トゥーツ・シールマンスとかが、吹いてそうですけど・・・。
Commented by かんくん at 2006-06-03 23:13 x
おおっと!マジすか!JAMさん恐るべしww
Commented by tomoshi-bi at 2006-06-03 23:18
トゥーツ・シールマンスか誰かが、コードが伸びたハーモニカを吹いているのを見かけたような気がするのですが・・・。記憶違いだったらスミマセン。^^;
Commented by shika_monologue at 2006-06-03 23:47
ピエゾとかで音拾ってる可能性はありますね(^^)
Commented by かんくん at 2006-06-03 23:58 x
その手があったか! 考えてみればピエゾだと金属じゃなくてもいいね!
Commented by tomoshi-bi at 2006-06-04 00:06
「ピエゾ」って、何ですか? ^^;
Commented by shika_monologue at 2006-06-04 00:09
「圧電素子」というものを使用したピックアップのことで、Eギターのように
弦の振動を感知するのではなく、物体の振動自体を拾うんですね。
だから対象は金属でなくてもいいわけで、アコースティックギターなんか
ではブリッジに埋め込まれて、ビリッジ自体の振動を直接感じるように
なっているんです。
Commented by shika_monologue at 2006-06-04 00:10
ビリッジ→ブリッジ(爆)
Commented by tomoshi-bi at 2006-06-04 00:13
ならば、ピエゾで音を拾ってるハーモニカというのは、「エレキ・ハーモニカ」と呼んでもいいのですね。^^
Commented by shika_monologue at 2006-06-04 00:14
いいんです。
前述のアコースティックギターは「エレアコ」って言いますからww
Commented by かんくん at 2006-06-04 00:35 x
ナイロン弦のガットギターにも搭載できるようになった功績が大きいですよねピエゾって。ん?振動を拾ってしまうってことはボディをコンコン叩いても音が鳴っちゃうのかな? ←ピエゾ未体験者w
Commented by shika_monologue at 2006-06-04 00:47
ある程度はね(^^)
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