皆の「Stratocaster」

誕生以来50年以上、その形を変えていない「Telecaster」の対して「Stratocaster」」は少しだけ
変化しています。

これは70年代の「Stratocaster」ですが、昨日の記事のものとどこが違うでしょうか?

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それはヘッドの形状。
「ラージヘッド」と呼ばれるこのタイプは、初期のそれよりひとまわり大きなヘッドが採用されて
います。
また、トラスロッドの入り方も違っていてヘッドのところに調整用の部品が顔を出していますね。
従来のネックでは反りを調整する際、ネックを外してエンド側にあるボルトを回さなければなり
ませんでしたが、この構造を採用することで調整が楽になりました。

が・・・私はやはり、ヴィンテージのスモールヘッドのほうが好きですね(^^)

(ちなみに「Telecaster」や「Stratocaster」のヘッド形状はヴァイオリンのヘッドを横から見た形
をモチーフにしているんですね)

また、私のような「アーム嫌い」(というか、使いどころが判らないww)にとって「あっても使わ
ない存在」だったトレモロ・ユニットを省略した「No Arm」というモデルも発売されました。

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しかしそのトータル・バランスは普遍のもので、やはり発売当初から完成されたギターである
ことは言うまでもありません。


では、ここで「アーティスト・シグネチャー」というものを少々。
これは「Stratocaster」を使用して素晴らしい音楽を世に送り出したミュージシャン達のための
専用モデルみたいなもので、彼らの名を冠しているんですね。
(ま、「Les Paul」もそれ自体がシグネチャー・モデルなんですけどねw)


◆エリック・クラプトン◆

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「ブラッキー」という愛称であまりにも有名な「Stratocaster」を長年愛用していたクラプトン。
その「ブラッキー」を再現したモデルですね。
先日、「Telecaster」のときにかんさんち「補完」でもコメントしましたが、Fenderギターのヘッド
形状でこそ、というものに「6弦側のヘッドと弦の間にタバコを挟んで弾く」スタイルがありまし
てクラプトンもやっていたんですが「ブラッキー」のヘッドにもその焦げ後がクッキリを残って
いました。
それがまた、めちゃくちゃカッコよかったんですよね♪
クラプトン・モデルの第一号にはピックアップに「レースセンサー」というタイプが使われてい
ましたが、これは普通のシングルコイルですね。

◆スティービー・レイ・ヴォーン◆

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若くして逝ってしまいましたブルース・ギタリスト、スティービーが愛用していた「Stratocaster」
はちょっと変わった仕様になっていました。
通常、トレモロ・ユニットのアームは1弦側から出ていますが、これは6弦側から出てます。
左利き用のトレモロ・ユニットを普通の右利き用のギターに取り付けているんですね。
ゴージャスなゴールド・パーツが3トーン・サンバーストのカラーと相まって雰囲気バリバリ
の一本になってます。

◆ロリー・ギャラガー◆

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この方ももう亡くなってしまいましたが、彼が愛用した「Stratocaster」の迫力は、他のどれ
よりもインパクトがありました。
塗装はほとんど剥がれていて、ヘッドのロゴまでもかすれてしまっています。
本来はスティービーのモデルと同じだった3トーン・サンバーストの名残りは、かろうじて残
された部分から見て取れますが、とにかくこれを抱えて弾きまくる彼の勇姿は今も忘れられ
ませんね。

◆イングヴェイ・マルムスティーン◆

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80年代の以降の「テクニック重視ギタリスト」の象徴といいましょうか、イングヴェイもその
早弾きやライトハンド奏法などで一躍有名になりました。
早弾きのための改造として、ネックに「スキャロップド加工」というものを施すことがありま
すが、彼のギターにもこれが採用されていました(他にはリッチー・ブラックモアなんかが
有名です)。
「スキャロップド加工」とは、指板のフレットとフレットの間を削り取ることで小さな力で押さ
えても容易に目的の音程を得ることが出来るようにしたもので、彼らに代表されるような、
「早弾きギタリスト」には必須でしたね(写真じゃよく判りませんがw)。

◆ジミ・ヘンドリクス◆

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彼のモデルの画像があるわけではありませんが、「Stratcaster」といえばジミの存在は
ハズせません。
彼は左利きでしたが、使用しているギターは右利き用。
それを丸ごとひっくり返して使用していました。
コントロール類は上にくるし、カッタウェイは逆になるし・・・使いにくかったんじゃないかな
と思うんですが(笑)
当然トレモロのアームも6弦側にくるわけで、スティービーがユニットを逆に使っているの
は彼の影響かもしれませんね。
ジミに傾倒するギター小僧は、わざわざ左利き用のギターを買って右で弾いてました(爆)


ま、こんなふうに「Les Paul」と並んで「Stratocaster」は70年代のロック小僧にとっては、
正に「憧れ」だったわけです。
「Les Paul」を持ってたら「Zeppelinファン」、「Stratocaster」を持ってたら「Purpleファン」と
いうのが、当時はすぐに判ったもんでしたね(^^)


                                              (つづくw)


てことで、次回はたぶんギターではないお話・・・てか、また写真探さないといけないしww
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by shika_monologue | 2006-06-07 00:02 | 音楽・楽器の話 | Comments(4)

Commented by tomoshi-bi at 2006-06-07 08:58
Les Paul や Stratocaster の話からは逸れてしまうのでしょうが、名ギタリスト御用達のギターが話題に出ましたので・・・。機会がありましたら、ぜひ、カルロス・サンタナが愛用しているギターについても書いてもらえませんでしょうか。 あの独特の音色のことについても教えてもらえると嬉しいです。^^
Commented by 奈良の鹿(仕事開始) at 2006-06-07 11:02 x
SANTANAのギターというわけではありませんが、彼が初期に使っていた
モデルの特集は近々(笑)
ギタリスト別の特集はいつの日か登場すると思いますので、期待せずに
待っててくださいね(^^)
Commented by かんくん at 2006-06-07 16:10 x
このたび、ちと生活サイクルが変わりまして、即日の連動記事を書き続けられるか微妙な状況になってしまいますた。個人的な勝手な理由で誠に申しゃけない。

こりゃあ鹿さんに頭向けて寝れないな‥ww
Commented by 奈良の鹿(仕事ちう) at 2006-06-07 16:43 x
わはははは♪
コチラの記事もぼちぼち取材旅行に出るんで(笑)別のカテゴリ挟んで
いくと思いますよん(^^)
とにかく今は落ち着くことを第一に考えなさいww
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