「Les Paul」だけど、「Les Paul」じゃない

1960年を最後に、レス・ポール氏との契約が切れあのシェイプのギターが作れなくなった
Gibson社は、それを機にフル・モデルチェンジを敢行します。

新しく採用されたものはボディが薄いマホガニー単板でフラット・トップ、カッタウェイも両側
に切られており従来のものより「取り回し」という点では優れていると思いますね。
さらに「Stratocaster」のそれに比べると非常に小さいですが、ボディの角の部分はコンター
処理されており、抱えやすくなっています。

d0021258_128345.jpg

d0021258_1285388.jpg

モデル・チェンジされたこのギターはしばらくの間は「Les Paul Model」の名を冠していまし
たが、レス氏よりクレームがついた(氏は従来のシェイプのモデル以外に「Les Paul」の名
をつけることを許さなかった)ため、すぐにモデル名を「SG」に改めました。

ゆえに初期のこのギターには、どこかに「Les Paul Model」との刻印が入っており、レアな
アイテムとして人気があります。

(ネックとピックアップの間の小さなプレートに「Les Paul Custom」と刻印されています)
d0021258_12101868.jpg


このように、そもそも「Les Paul」の後継機として誕生したモデルですから、ラインナップも
「Custom」・「Standard」・「Special」・「Jr.」の各グレードが揃っていて、やはり「Custom」は
3ピックアップとなっています。

また「Special」・「Jr.」には、それまでと同じようにシングルコイルのP-90が採用されました。

d0021258_12113761.jpg



フラットトップ構造なので後付けのトレモロ・アームの取り付けが容易だったためか、この
ギターにはアーム付きのものが数多くあります(上の「Custom」もそうですが)。

d0021258_12115854.jpg

この「マエストロ」のユニットは板バネ式というもので、音程の変化ということではFender社
の「シンクロナイズド」にか適うはずもなく、メジャーにはならなかったですけどね。


その後、細かいマイナーチェンジを加えながら現在までそのラインナップは続いており、
Gibsonギターの人気機種として君臨しています。

d0021258_12122011.jpg

d0021258_12113100.jpg


                                            (つづくw)


【ともしびさん】
先日おっしゃってましたSANTANAが初期によく使っていたのが、この「SG Model」です。
軽量シンボディ(薄いボディ)のため音色は従来の「Les Paul」に比べて幾分はトレブリー
なんですが、SANTANAの音を聴く限りではとてもネバっこい音してますよね(笑)
あの音は「コンプレッサー」というエフェクターを使用していた影響だと思います。

【かんさん】
「SG」といえば、最近では思い出すのが例の映画「スクール・オブ・ロック」。
「なぜ学校でZEPPELINを教えないんだっ!」には非常に共感してしまった私です(笑)
あの映画でもそうだったけど、やはり「Mr.SG」となると・・・ヤングですかね(^^)
[PR]

by shika_monologue | 2006-06-09 00:01 | 音楽・楽器の話 | Comments(4)

Commented by tomoshi-bi at 2006-06-09 10:04
鹿さん、有り難うございます。
「初期によく使っていた」ということは、年代によって使っているギターが違うんですよね。と言うか、プロのギタリストは恐らく曲目とかによってもギターを使い分けているんでしょうから、同じ頃であっても同じギターとは限らないワケですね。
サンタナというと、例の「ネバっこい音」というイメージがありましたが、よく聴けば、年代や曲目によって音が違うのでしょうね。今まで、その辺りを全然聞き分けられていませんでした。反省。^^;
Commented by kawamu at 2006-06-09 13:10 x
鹿さん、ヤングとはWヤング(兄弟とも)ですか?
サンタナといえばギターサウンドは粘っこくてペンタ一本の強者ですが、今のヒットチャートに出てくるのは、クラプトンとサンタナしかいません。フィーチャリングが多いですがいい曲書いてますよ。感性はとっても若いんですね(^-^)
Commented by shika_monologue at 2006-06-09 21:40
私もオリジナルの「形を変える」ことは嫌いです。
「形を変え」ずに「機能を高める」ための改造ならいいんですがね。
たとえばギターならピックアップを変える、
たとえば車ならヘッドライトを明るいものにする・・・
ごてごて飾り立てるのは、そのものが持つ本来の美しさを損ねる。
車高を落としてエアロをくっつけまくる車はけして美しくない。
ギターも同様ですな(^^)
Commented by かんくん at 2006-06-11 16:54 x
キタ―――――ヽ(´ー`)ノ―――――!!!  (遅っ!)ww

サンタナはこのSGもヤマハのSGも使ってますよね。たまたまでしょうがw 今考えると、アーチドトップで工芸品なイメージのギブソンでは考えられないデザインですよね。それほどフェンダー人気が高かったのでしょうか?

「スクール・オブ・ロック」まだ見れてないんです(T-T) あ、かわむさん、ヤングってのは半ズボン履いてランドセル背負ってる例の人のことですよ(爆) ←ますますわからん?ww
名前
URL
削除用パスワード