Authentic 序章

先日の記事にて「Les Paul HERITAGE 80」というモデルを紹介しましたが、これには「前身」的
なモノがあります。
それは1979年に限定生産された「Les Paul Kalamazoo」。

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名前のとおり、当時工場のあったカラマズーで作られたものです。
仕様的にはほとんど「HERITAGE 80」と同じですが、79年のみの生産ということもあり希少価値
ということではこちらに軍配が上がるでしょう(カラマズー工場自体がないですしね)。

「HERITAGE 80」は翌年にも継続して生産されますが、ユーザーの声同様に当のGibson社で
も不満があったのか、1982年には「より完璧を求めて」、初の「Vintage」シリーズが産声を上げ
ました。

1982年には「'58 Vintage」、1983年には「'59 Vintage」が発表され、オリジナル年代の図面から
型を起こす方法が取られたため、シャイプやヘッドは限りなく近づきました。

また当時と同じ、フレイム・メイプルを使用したりカラーのフェイド具合も現存するオリジナルに
近づけたり、その完成度は相当のものになっています。

(写真貼ろうと思ったんだけど、Vintageとほどんど変わらんから止めたww)

その後、「Gibson Histric Series」のメイン・モデルとして、現在まで細かい修正を加えながら
作り続けてまして、近年では「経年変化」によるクラック(注1)やパーツのくすみ(注2)までも
再現されて、ギターに詳しくない人には見分けが付かないような状況ですね(^^;)

これらの処理は「Aged」と言われ、文字通り「年を取った」状態に仕上げているわけですが、
これに対してパーツのくすみなどのみを再現し、塗装のクラックは入れずに仕上げたものが
あり、「Authentic」(オーセンティック)と呼ばれています。

様々な有名ミュージシャンの「シグネチャー」が存在する「Les Paul Model」ですが、現在の私
がどうにか手が出るかもしれない(しかし高嶺の花w)モデルに「Jimmy Page」モデルがあり、
この仕上げが「Authentic」なのです。

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このギターの詳細については、次回「Ausentic 本章」にて「熱く」語りたいと思います♪(^^)
(よーするに、体力が続かなかったらしいww)


                                               (つづくw)



(注1)
最近の塗装には「ウレタン塗料」というものが使われるため少なくなりましたが、「Vintage」の
頃は「ラッカー塗装」が主流だったため、経年変化によって表面(塗装面)にひび割れが生じ
ることがあり、このひび割れを「クラック」といいます。

(注2)
また当時のものは金属パーツに「ニッケル」を使用していましたが、現在の「クロムパーツ」
に比べて手脂などにより腐食しやすいため表面がだんだんくすんできます。
と、言っちゃえば悪いように聞こえますが、それがまた渋いんです(^^)

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by shika_monologue | 2006-06-16 00:06 | 音楽・楽器の話 | Comments(3)

Commented by かんくん at 2006-06-16 07:55 x
嵐の前触れというべきか、要は体力温存、と。(爆)

ギターの撮影って神経使いますよねきっと。特にヴィンテージ物なんてね。どんなに光を当ててうまく撮ったつもりでも、webで見ると(´・ω・`)ショボーンな仕上がりになってしまう、てゆ~か、色、違うし!みたいなw トラの杢目なんて見る角度で濃淡変わるし。

エイジドといえば最近のジーンズ。膝上を、あからさまに削りますた、みたいな安物も出回っててちょっと萎えww やるならとことんホンモノを目指して欲しいですよね。
Commented by 奈良の鹿(仕事ちう) at 2006-06-16 17:11 x
昔、ジーンズのCMで履いたままバスタブに入ってブラシでゴシゴシやる
のがあったじゃないですか。
アレ真似して下半身が青く染まった、忌まわしい記憶があります(爆)
Commented by かんくん at 2006-06-16 18:21 x
同時に真っ赤なシャツでもやって欲しかった!(>o<)

楽器の場合、写真写りよりもステージ映えを気にして選んでしまうのはオイラだけでしょうか? ステージに立つ保証は全くないにもかかわらず、ですww だいたいステージのバックは黒だから、例えばローズネックよりもメイプル、みたいな明るい色が目立つかも、みたいな(^^ゞ
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