プロローグ

1874年、ドイツの発明家フェルディナンド・フォン・ツェッペリン公爵は大空を旅
することを夢見て飛行船の着想を得る。
しかし当時は見向きもされず、ようやく援助を得られるようになったのはその後
四半世紀を過ぎようとした時期であった。

もともと公爵は平和を愛する人物だったが、世の中の流れには逆らえず飛行船
が活躍したのは兵器として。
平和利用のための自分の発明品が戦争に使用されるのを公爵はどんな気持ち
で見つめていたのだろう。
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戦後、大量輸送の選択肢として注目された飛行船はさまざまな様式のものが
創られ、当初の目的通り大空を闊歩することになる。
優雅に舞うツェッペリン型飛行船、しかし運命は皮肉なものでその構造ゆえに
致命的な事故が発生した。


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1937年5月6日、LZ129ヒンデンブルグ号が米ニュージャージー州レイクハースト
上空で電線に引っ掛かり塗装に引火して炎上、当時水素により浮力を得ていた
飛行船は成す術もなく空中で大爆発を起こして墜落した。
(近年映画化されたこともあり、このエピソードは有名である)。


こうして公爵の夢は惨事とともに破れ、ごく少数を除いて飛行船は空から姿を
消すこととなる。

それから30余年後の1969年1月12日、ふたたび轟音を響かせて大空に舞い
上がるまで。

                                       (つづくw)



【次回予告】
これからしばらく「音楽・楽器の話」はこの話題(ても飛行船の話ではないw)、
知らない人にはチンプンだし全くの独り言でしょうw
などといいつつも、このブログを立ち上げた目的はもともとこのためだったと
言っても過言ではないゆえ、お許しを(^^;)
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by shika_monologue | 2005-05-21 00:21 | 鉛の飛行船の話 | Comments(4)

Commented by なおゆき at 2005-05-21 20:50 x
やっべええええ。これはかなり期待大です。
最後の一文にしびれました(笑)

ふつーに読み物としておもしろいです。
Commented by かんくん at 2005-05-21 23:40 x
ふう。いままでチャットしておりますた(^^ゞ 午前中は爆睡してたしw

昔ってヘリウムガスを作れなかったのかなあ?って考えてしまいますw でもダイナマイトだって戦争で使われることを前提に製作されたわけじゃないわけで、逆説的な感じだけど、戦争が科学を発展させてきたんだなあとも思いました。

ってそういうことじゃないでしょ!w >俺

なおゆきさんも言ってますが、オイラも期待大です♪ ZEPでカテゴリを独立させたほうがいいですよきっと(笑)
Commented by 奈良の鹿 at 2005-05-22 08:03 x
↑↑そうも思ったんだけどねw
とりあえずこのカテゴリでいきます(^^)
Commented by かんくん at 2005-05-22 10:20 x
はい(^^ゞ こないだ気づいたけど、カテゴリもあとから追加や変更効くしw

リトルボーイはその最たるところだけど、「オレは上の作戦通りに、任務でスイッチを押しただけだ」って割り切ってないと、できないことですよね('A`) 眼下に広がる世界に、人間を感じてはいけなかったのでしょう・・・。落とされたほうも落としたほうも、悲劇ですよね・・・(T_T)
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