集結

ジミー・ペイジが新しいヤードバーズ結成のためにメンバーを探している・・・

噂はほどなく業界に広まっていった。
新ヤードバーズのメンバーとして最初にペイジと組むことになったのはベース
ジョン・ポール・ジョーンズ
クルセイダーズ時代からペイジのプレイを見てきたジョンジーはヤードバーズ
の「リトル・ゲームズ」のプロデュースにも関わっていた。

断続的にセッションの仕事を始めてから3~4年たった頃、ジョンジーは月に
4~50曲アレンジの仕事をかかえ多忙な日々を過ごしていた。
最後には白紙の譜面にむかって悶々としている状態だったが、妻からいっそ
どこかのバンドに入ったら?と勧められる、「ジミー・ペイジが新しいバンドを
創るそうよ」。
さっそくペイジに電話したジョンジーは「ベーシストが要るなら連絡をくれ」と
いった・・・・後に世界に名を轟かせることになるビッグバンドがそんなふうに
始まったとはなんと不思議なことだろう。

次にペイジはヴォーカリスト候補について頭を悩ませる。
幾人か目星をつけた存在はいた・・・ヤードバーズがストーンズと共に英ツアー
をやったときに耳にした印象的なシンガー、テリー・リードもその一人。
しかし彼は一足違いで他のミュージシャンと契約を交わしてしまう。
もうひとつの可能性はスモールフェイセスのシンガー、スティーブ・マリオット
だったが彼もまた契約に縛られていた。

しょうがなく他のブォーカリストを探し始めた折りも折り、旧知のプロデューサー
トニー・セクンダのアドバイスを求めてロンドンにきたシンガーがいた。
その頃セクンダは複数のバンドのプロデュースを抱えていて多忙だったが、
ヤードバーズが解散するという噂は聞いていて、紹介することになる。
それがロバート・プラントだった・・・

「ロバートは最高だった」・・・ペイジはいう。
生で聴いて、もらったデモテープを聴いて、この男の声には飛びぬけた個性
的な資質があると確信した。
一文ナシだったプラントは誘われるままにペイジと話し合い、その斬新な
アイデアに頷くばかりだった。

こうしてラインナップが決定していく中、残るはドラマーである。
プラントはバンド・オブ・ジョイ時代の旧友を熱心にペイジに勧めた、男の名は
ジョン・ボーナム
新しいバンドに必要だったのはリズムがしっかりキープできて、しかも強烈な
アピールを持ったドラマーだったが、プラントはその条件に合うドラマーはただ
一人、ボンゾしかいないと思ったのである。
その頃ボンゾはティム・ローズにツアーに出ていたが、プラントはツアー先に
追いかけてまで熱心にボンゾを誘った。
プラントは知らなかったが当時ボンゾには他からも引き合いが来ておりえらく
悩むことになる。

「ジョー・コッカーからもオファーがあったし、クリス・ファーロウからも・・・しかし
ジミーがいいギタリストだということは知ってたし、ロバートがいいシンガーだと
いうこともよく判っていた、だからコッカーやファーロウと組むよりこっちのほう
が性に合ってると思ったのさ」


こうして集まった4人は小さなスタジオで早速セッションをする。
部屋中が爆発したようだった、「そうそう、これなんだよ・・・」4人は確かな
手ごたえを感じていた・・・
ヤードバーズとしての契約が残っていたため急遽「ニュー・ヤードバーズ」と
名乗っていくつかのギグを消化した4人は新しい名前が必要だと感じ始める。



すでに過去のものとなっていたヤードバーズ、4人の奏でる音はそれ以上
の存在であった。

                                    (つづくw)


【カミングアウト】
最初は普通にZeppのアルバムについて自分勝手にアレコレいう予定だった
んだけど・・・・なんで歴史解説になってるんだろう?(爆)
ちなみに本文中で書いたトニー・セクンダがプロデュースしていたバンドの中
に以前「私的・プログレッシヴの系譜」にも登場した、プロコル・ハルムがあり
ましたw


いやぁしかし・・・ひとつ前の記事とのギャップはなんなんだ?・・・(^^ゞ
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by shika_monologue | 2005-05-27 00:05 | 鉛の飛行船の話 | Comments(14)

Commented by かんくん at 2005-05-27 00:30 x
うんうん!とりあえず音出して合わせてみようよ。 ←これで決定だよね!

そっか実は彼らは最後のヤードバーズだったんだ~。しっかし激しく個性的なメンツが揃ったものですよね。しかも出てくる音はバラバラじゃなくて。そういう現場に立ち会ってみたいなあ。ていうか、そういう出会いをする本人になってみたいなあ。きっと4人が4人とも確信があったんだね!
Commented by 今日で連休終わりの鹿(T-T) at 2005-05-27 02:41 x
実際ね、バンドやってて一番楽しいのはやっぱりライブやってるとき♪
で、2番目に楽しいのは新しく組む仲間と初めてスタジオで音出すときですね(^^)
なんともいえないドキドキ感がありますもんw
Commented by かんくん at 2005-05-27 05:46 x
ですよね~。むかし確かTO-Yってタイトルだったと思うけど、バンドものの漫画があって、コミックなのに音出しする表現がうまかったなあ。・・・あった(^^ゞ

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4091227015/ref=pd_rhf_p_1/249-5065769-5985104

読む機会があったら見てみて~。文庫版も出てるみたいだし。

こないだ久しぶりにギター・マガジン買ったんだけど、西山毅さんのコラムに愉快な嘆きがありますた。講師もやってるんで若いバンドとの付き合いも多いんだけど、「ちょっと3コードでセッションしよう」って言ったら、「3コードってなんですか?」と返されることもあったらしい(笑) うちらとりあえず「Aでブルース」とか決めたらいつまでもやってられたよねえ(^^ゞ 目配せしてソロを交代したりさ♪ あ”~ジャムってないぞお!最近!(><)
Commented by かんくん at 2005-05-27 07:34 x
そそそそそそそそそそw イケメンあっさり顔の創世記っていうか、絵がウマくないとデビューしちゃダメだぜ、特に筋肉とかそのへん!みたいな(笑) ストーリーはあんまり憶えてないんだけど、なんか当時、吉川くんとかそのへんとイメージダブってたなw

あ、べるさん、出会いは待ってるだけじゃダメよん♪ 
Commented by かんくん at 2005-05-27 07:46 x
はいはいはいはいはいはい! ←わかったよくどいよw そ~だったねえ! 確かヤングサンデーだったと思うから、他に読んでた連載があったと思われ。(オイラ含むw)
Commented by かんくん at 2005-05-27 09:06 x
え~?それじゃあわかんないよ(爆) オイラあんまり詳しくないしw
Commented by かんくん at 2005-05-27 09:23 x
わからんて(-_-;)
Commented by 奈良の鹿 at 2005-05-27 13:58 x
「TO-Y」、本棚ひっくり返したら出てくるよ、しかも愛蔵版で(爆)
いつもひっついてた女の子が好きだったな~♪(^^)

「RED」って漫画あったの知ってる?
単行本一冊だけの楽屋落ちみたいな漫画なんだけどね、
最後にバンドの連中が酒盛りする場面で終わってて、そのとき
メンバーが「口オケ」でやるのが「Smoke on the water」
なのw
Commented by kawamukai at 2005-05-27 14:38 x
今回も楽しく読ませて頂きました。面白いです(o^o^o)
プラントやジョン・ボーナムがそういう立場だったなんてビックリです。元はみんな普通の人間なんですね。
Commented by 奈良の鹿 at 2005-05-27 17:20 x
以前かんさんからもお勧めがありましたが、他の音楽ネタと区別するためこのシリーズ継続中限定でカテゴリを分けてみましたw

↑今で言えばプラントとかボンゾってインディーズから一気に超メジャーですもんね(^^)
Commented by かんくん at 2005-05-27 17:46 x
鉛? Σ(゚Д゚;エーッ! LEDってそういう意味だったのお?知らんかた・・・。
でもTO-Yが愛蔵版とは(^^ゞ REDは古本屋さんで探してみますね♪
Commented by かんくん at 2005-05-27 19:15 x
ゴミを「投げる」、手袋を「履く」、疲れたを「こわい」 ・・・ってどういう展開?(^^ゞ
Commented by なおゆき at 2005-05-27 20:16 x
いやあ、おもしろい。というか勉強になりますw

しかしスモール・フェイセスは結構好きなんで聴くんですけど
ロバート・プラントじゃなくてここでスティーブ・マリオットが加入していたら・・・。
これはこれでものすごいマジックが起きたんじゃないでしょうか?
逆に潰れるかな。。。しかしこの妄想はワクワクしますね。
Commented by 奈良の鹿 at 2005-05-27 20:53 x
スティーブもいいシンガーなんで、どうなってたんでしょうね。
ツェッペリンのナンバーも今とは変わっていたかも・・・・・
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