お札
『おさつ』ではありません、『おふだ』です。
なにやらワケの判らん字(梵字)やら呪文やらが書いてある、アレですね。
その種類は様々で、それぞれに役割があります。
たとえば『招福』であったり、『魔除け』であったり。
今日はそんな『おふだ』のお話。
先日、友人宅での『盛り塩』の記事を書きましたが・・・その友人が今度は『お札』に手を出しまして。
魔除けのお札というのは、言ってみれば『バリア』の役割を担ってるんですよね。
ということは、『悪いモノ』はそのお札を通り抜けることはできないんですよ。
だから『予防』として部屋に貼るとか、本来はそんな使い方が正しいんだと思います。
でも世の中には、『ヘンなこと』『悪いこと』があったからと部屋中にペタペタ貼る人が多いんですね。
少し考えたら判ると思いますが『ヘンなこと』が起こってるということは、すでにそこには『何か』がいる
ということです。
それを怖がって四方八方にお札を貼るのは、例えば蚊でいっぱいの部屋に蚊帳を張ってるようなもの。
蚊はそこから出ていくことができない・・・というより、蚊帳に入ってきた人間は刺し放題です。
お札も同じで、せめて一方は空けておかないと『何か』は出ていくことができないということ。
まあ貼るなら、どちらか一方の壁なり柱なりで十分だと思います。
それで心配なら量を貼るより質、つまり『より強力なお札』を一枚貼ることが大切。
というようなことを、昨日またまた小一時間説明してきたんで疲れちゃいました。。。
by shika_monologue | 2012-11-05 19:38 | 怪異の話 | Comments(2)