人気ブログランキング | 話題のタグを見る

躍進

1969年10月22日、貴方は何をしてましたか?(もうええっちゅうねんw)
これは私が最初に買ったツェッペリンのアルバムです。

躍進_d0021258_10173251.jpg

このアルバムを「ヘヴィメタル」の元祖だという人がいます。
もともとジャンル分け自体があまり好きではない私ですが(便宜上、そのほうが
説明しやすいから分けてますがねw)少なくとも「ヘヴィメタル」なんて薄っぺらい
ジャンルに入れてほしくない一枚ですね。

ファーストで見られたドライブ感とはまた違って、全曲に緻密に計算されたペイジ
のセンスが散りばめられてます。
プラントもこのアルバムから契約上の問題も解消し、堂々とクレジットされるし。

確かに音はハードです、うねってます。
ペイジのギターがめいっぱいフューチャーされてるし、プラントも一枚目に比べる
とリラックスして本来の持ち味を出してるし、リズムセクションはますます重厚に
なってまさに「ロック・アルバム」といった感じ。
これ以降でツェッペリンのアルバムとしては「プレゼンス」なんかがギター主体
ですが、初期ではこの2枚目がそうですね(^^)


WHOLE LOTTA LOVE
長くライヴのトリをつとめたこの曲、ステージではいろんな曲をフューチャーしな
がらメドレー的に展開されます。
「DAZED AND CONFUSED」でも一部使われていたテルミンなる楽器(?)が
本格的に使われた曲で、当時レコードで聴いたときは絶対ジョンジーの鍵盤の
音だと思ってました(^^;)
映画でペイジが手をひらひらさせながらコントロールする姿は印象的でしたねw
私もライヴでツェッペリンをやるときは必ず最後にコレやります♪
でも流石にテルミンは手に入らなかった(爆)

WHAT IS AND WHAT SHOULD NEVER BE
グッと雰囲気が変わってクリアサウンドで始まりますが、どことなくコンテンポラリー
なイメージがする一曲です。
ここで聴けるジョンジーのベースラインは秀逸、ツェッペリン・ナンバーの中でも
私のお気に入りのプレイですね。
後半、ハードに展開されていきますが、そのときに聴けるボンゾの「グォワ~ン」
っていうゴングの音がゾクゾクっときちゃいます(^^)
と同時に左右にパンニングされるギターのカッティングのなんとカコイイことか・・・
MaxonのFlyingPanを買った理由はこのへんに隠されていたりするw

LEMON SONG
これはね、面白い思い出があってw
フィジカル・グラフィティの「CUSTARD PIE」もそうなんだけど(コレについては
後日w)修学旅行とかあるじゃないですか?そんなときにバスん中でかけてたら
英語の先生に睨まれたという経験があります。
「squeeze my lemon」って歌詞があるんですけど、直訳すると「俺のレモンを
絞ってくれ」・・・ま、そゆことです(爆)
曲としてはブルース・フィーリングたっぷりで逆にこのアルバムでは目だって
ますね(^^)

THANK YOU
トラディッショナルな雰囲気のナンバー。
ジョンジーのオルガンのトーンが優雅な昼下がりのティータイムに似合いますw
このアルバムの中ではリラックスして聴ける曲でペイジのアコギ・ソロも気持ち
いい一曲。
コレをアコギで弾いてみてちゃんと音が出るようなら、押さえ方は間違ってない
と思うんで練習用に是非w

HEARTBREAKER
この時期のツェッペリンの本領発揮ともいうべきハードロックの定番。
心地よくオーバードライブしたペイジのギターは当時のギター小僧の憧れですw
ソロでナットとペグ(このへん判らん人には全然判らんなw)の間を押してベンダー
のような音を出してますが、これがまた真似するとそのあとチューニングが狂う
ので要注意です(^^;)
とにかくこの2枚目を象徴するような曲ですんで、一度はこのリフ弾いたことある
人も多いと思います。

LIVING LOVING MAID (She's Just Woman)
前曲からのメドレーで展開されるストレートなロック・ナンバー。
一枚目の「COMMUNICATION BREAKDOWN」と同じような位置付けと思います。
テクニック的にもそんなに難しいことやってないし、ペイジのギター入門編みたい
な感じでちょっとやってみるには絶好のナンバーですね(^^)

RAMBLE ON
これもアコースティックな感じで始まりますが、これはプラントがトールキンの
「指環物語」にインスパイアされて作った曲。
ん?トールキンの「指環物語」?? 「ロード・オブ・ザ・リング」じゃんっ!!!
このへんの曲が次のサード・アルバムへの伏線となってアノ悪名高きw銘盤へ
とつながっていきます。

MOBY DICK
ボンゾの魅力というか、そのプレイが存分に堪能できる一曲ですね。
ライヴでは約10分にも及ぶパフォーマンスが繰り広げられて、しまいにゃ手で
ドラムを叩いちゃうという離れ業をやってのけますが、スティックで叩く音に負け
てないというか、ともすれば手で叩いたほうがデカいかもしれないその音に
ブチのめされてしまいますw
やっぱりボンゾは凄いです(^^;) え~、真似できるドラマーさん募集中w

BRING IT ON HOME
なんともオーソドックスな3コードで始まるブルージーなナンバー。
プラントのハープもイイ味出してるし・・・と、油断してるとやっぱりハードな展開
に「う~ん」と唸らされます。
静と動の対比という感じで私もライヴでよくやりましたが、ハムバッキングじゃ
歪みすぎるんでシングルコイルのほうがやりやすいってのが感想でした。
このころにはペイジのトレードマークである'59バーストもライヴの主役になって
きますがレコーディングのときはどうだったんだろう?


このアルバムがもたらした影響はけっこうスゴくて、翌年「メロディメイカー」誌
の人気投票で常勝だったビートルズを蹴落として№1に輝きました。

さらにアルバムとしても米国のチャートで「アビー・ロード」を破って1位になって
ます。
このとき全米で7週連続№1となりましたが、これは後にボン・ジョヴィに破ら
れるまでハードロック・アルバムとしては最長記録でした。

by shika_monologue | 2005-06-17 10:31 | 鉛の飛行船の話 | Comments(4)

Commented by 奈良の鹿 at 2005-06-17 12:46 x
前記事のコメントを表示させて、そこから「<前ページ」でやってくると
入力できるみたいですよ(べるさんとこもそうだったしw)
Commented by 奈良の鹿 at 2005-06-17 12:47 x
↑↑すでに入ってたし(爆)
Commented by kawamukai at 2005-06-17 14:24 x
このアルバム大好きです。これで本当のビッグになったので作ってるときはまだプレッシャーないですよ。その辺がいい感じに作用していると思います。
1曲1曲にコメントつけるのすごいですね。又後で同時に聴きます(^o^)
私は当分真似できそうにありません。
日曜日はZIPPO探しに行ってみます(o^o^o)
Commented by 奈良の鹿 at 2005-06-18 01:56 x
え、来なかったんですか?(@_@;)
ちゃんと病院行きました??(ぉぃっ!w)
名前
URL
削除用パスワード